化粧下地によるノーファンデメイクの特徴や脂性肌の人に適した化粧品選び

化粧は女性のおしゃれの一環として古くから行われていますが、その一方で様々な肌トラブルを引き起こす要因として問題視されているのも事実です。肌に触れる物なので何よりも安全性を重視しなければいけません。近年では肌への負担が少ないという理由からノーファンデメイクが広く普及しています。

美肌を保つためにも化粧品の特徴やノーファンデメイクの詳細について学びましょう。

化粧の歴史と健康問題の関係

人類の歴史の中で化粧は非常に重要な位置にあります。最初期の化粧は宗教的な意味合いが強く、人相を変えることで神と同化することができるとされていました。自然現象や災いを化粧という形で表現することで自然と一体化し、自由にコントロールする目的もあったのです。

権力の象徴でもあったことから、その頃の化粧にはおしゃれの要素は無く、男女の区別もありません。化粧が女性のおしゃれとして定着したのは古代ローマの時代とされています。それまでは一部の権力者や宗教関係者だけの間で行われていた化粧が女性特有のおしゃれとして行われるようになったのです。

当時の社会では様々な娯楽は男性限定のものであり、それに対する反発が根源とされています。ひと塗りするだけで人相が変わり、別人に変身できる化粧は急速に普及しました。その一方で重大な健康被害が多発したのも事実です。

化粧品の色を鮮やかにしたり肌への吸着を良くするため、ヒ素や鉛などの有害な物質が多用されていました。そのため、皮膚の角質化や色素沈着、さらには皮膚がんなどのトラブルに見舞われる人が増えたのです。

ようやく化粧品の安全性が重視されるようになったのは、科学技術が進んで有害成分の存在が明らかになった近世以降でした。

現在の化粧品の安全性と誤った使用による健康被害の詳細

現在売られている化粧品は安全性に細心の注意を払って作られています。肌に直接触れる物なので、わずかでも有害な成分が混在してはいけないとされています。見栄えを良くしたり扱いやすくするために添加されていた物質の多くは人体に有害な物だったことから、安全な代替品の開発が急務でした。

現在の化粧品開発の歴史は美しさと安全を両立させるための歴史と言って間違いありません。世界中の研究者が尽力し、その結果ととして現在の化粧品は長く使い続けても深刻な健康被害に見舞われる心配がありません。健やかな状態を保ちながらおしゃれの一環として化粧を楽しむことが可能になっています。

技術の進歩と健康への配慮が安全な化粧品の誕生に繋がったのです。しかし安全な化粧品であっても使い方を誤ると肌がダメージを受けます。かゆみやかぶれ、カサつきなど軽度なトラブルは個人の体質も影響することから気づかない内に発生することもあります。

一度のメイクで化粧品を使い過ぎたり何日もメイクを落とさずに放置するなど誤った扱いを続けていると、シミや吹き出物といった大きなトラブルに至る可能性は否定できません。症状が重くなると少し触れただけでも痛みや出血が生じることもあります。

体質は人それぞれなので、ある人にはまったく影響が無い化粧品でも別の人には大きな悪影響をもたらすケースも少なくありません。場合によっては化粧品アレルギーに陥ることもあるので、化粧品は慎重に扱うことが大切なのです。

ノーファンデメイクは肌への負担が少ないのがメリット

化粧を行う場合、肌になじませるためのファンデーションが必須なのが従来の常識でした。人の肌には微小な凹凸が無数に存在しているので、そのまま化粧を行うと塗りムラが生じて見栄えが悪くなります。化粧品の一種であるファンデーションを肌全体に塗ることで滑らかな状態に保ち、メイクが綺麗に仕上がるのです。

また、ファンデーションはシミやシワなど、肌の不具合を隠す効果もあります。メイクだけでは隠せない肌トラブルを上手に隠すメリットがあります。しかしファンデーションは肌に厚く塗り込むので発汗や皮膚呼吸が阻害されるデメリットもあります。

下地が厚いと表情が硬くなり、よそよそしい態度を取っていると誤解される可能性も否定できません。そのため、近年では肌への負担が少ないノーファンデメイクが広く行われるようになりました。

名前の通り、ファンデーションを使わずに行うメイクを意味します。何も使わずにいきなり化粧を施しても綺麗な仕上がりにはならないので、ファンデーションの代用品になる物を使うのが正しいやり方です。代用品としては化粧下地が最適とされていますが、製品によって含有成分が異なる点は注意しなければいけません。

また、その形状も液体やジェル、クリームなど様々なので自分の肌に合う物を選ぶことが重要になります。化粧下地は肌の潤いを保つ保湿効果があるので、長時間のメイクでもトラブルに遭う心配がほとんどありません。そのため、ノーファンデメイクにぴったりと言えるのです。

⇒化粧下地の選び方。敏感肌には無添加がおすすめ

ノーファンデメイク特有のデメリットについて

ノーファンデメイクは肌への負担が少ないことから人気のあるメイクテクニックですが、その一方でデメリットもあります。肌の美しさと健康を両立させるにはメリットだけではなくデメリットも把握しなければいけません。

ノーメイクファンデ特有のデメリットとして紫外線や空気中の汚れの影響を受けやすいことが挙げられます。化粧下地は肌に優しい反面、外部からの刺激には決して強くありません。肌を労わるためのノーファンデメイクが却って肌を傷つけてしまうこともあるのです。

特に紫外線の影響は非常に大きく、メイクを施しているのに日焼けをすることも珍しくありません。屋外に出る機会が多い人や空気が汚れている場所で働く人は化粧下地を慎重に選ぶ必要があります。

脂性肌の人に向いている化粧品の選び方

オイリー肌とも呼ばれる脂性肌は皮脂の分泌量が多い肌を意味しています。脂性肌は皮脂と水分の両方が過剰に分泌されるものと、皮脂だけが分泌され過ぎているものがあります。加齢によるホルモンバランスの変化やストレスの蓄積、長年の誤ったメイクによる肌の傷みなど原因は様々ですが、いずれの場合でもメイクを施す際は皮脂を取り除く必要があります。

あぶらとり紙などで余計な皮脂を拭き取り、その後で化粧下地を塗布するのが肌を傷つけずにメイクを行うための工夫です。

皮脂に気を取られがちですが、むしろ水分の分泌量が肌のコンディションを左右するので保湿効果が高い製品を選ぶのが良好な状態を保つ秘訣です。